こんにちは❗
いつもブログお読み頂きありがとうございます。
今回は、本業の業界状況について書きたいと思います。
私が所属している製薬業界で取り扱っている医療用医薬品は、それぞれの疾患治療に不可欠な存在ですが、昨今、製造中止や出荷調整が相次いでおります。
その数は、7000品目に達しているのではかな。
最近もモデルナ製のコロナワクチンで異物混入による回収といった記事を皆様も目にしたのではないでしょうか?
生命関連製品は、欠品などあってはいけませんよね⁉️
しかしながら、昨今はこんな状況ななっております。
色々と原因はあるのですが、
・原末・原材料の供給不足
・製造工程での諸問題
・製造された医薬品の品質に一部不適合が見つかる
などです。
また、ジェネリック医薬品も含め、同一成分が多数ある医薬品で、1社が欠品を
起こすと、需要と供給のバランスが崩れ、他社は出荷調整を行い、既存の患者さんに処方されるよう努力します。
医薬品は薬価制度で、一定期間、同一価格になり、原材料が高騰しようが、価格を上げることはできません。
また、薬価はほぼ上がることはなく下がりますので、利益を出すには、色々なところで無理が生じている可能性もあります。
営業を担当しているMRは年々減少、リストラも各社が実施しています。
また、医薬品卸の営業担当しているMS さんも減少しており、仕事内容も出荷調整の対応に追われ疲弊してます。
業界の利益率も非常に少なく、4-6月期の業績も赤字~1%の利益率。
大手医薬品卸も最近、リストラを発表したばかりです。
国も医療費を抑えるために色々とアクションを重ねており、患者さんも含め誰も喜べない状況となっております。
生命は、かけがえのないお金にえられないもの。
そこを取り巻く環境には商売があって、正しく稼いで、稼いだお金で、さらに新しい治療薬を開発して、患者さんに貢献する。
このサイクルができなくなると病気で苦しんでる多くの患者さんを救えなくなる。
なんとかしなくちゃいけない❗
自分のできることをしっかりやるしかない❗
以上でございます。
お読み頂きありがとうございました。
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